全国建設工事業国民健康保険組合

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全国建設工事業国民健康保険組合(全国で10万人の被保険者が加入している建設業者のための国民健康保険組合)
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お薬手帳を有効活用しましょう

あなたはお薬を何種類飲んでいますか? 気づいたらお薬の数が増えていませんか?

病気が増えたり、病気や症状ごとに病院を変えていると、お薬が増えていきます。お薬が多いと、同じ働きを持つお薬があって効果が強くなってしまったり、お薬同士の作用で好ましくない症状が現れる可能性があります。

これらの症状、もしかしたら薬の飲みすぎが原因かもしれません!

多剤・重複服薬とは?

多くの種類の薬が処方されていたり(多剤処方)、同じ効果の薬が処方されていると(重複服薬)、薬の効き方に変化が起きたり、副作用やふらつき等による転倒のリスクが高まるとされています。
このような「多くの薬の服用により身体に悪い影響を及ぼしている状態」をポリファーマシーといいます。

ポリファーマシーの問題点

副作用のリスクが高まります!

同じ効果の薬を重複で内服することで、薬の効き目が強くなったり、薬同士の飲み合わせが悪いと、体の不調につながります。一般的に、処方される薬が6種類以上になると副作用のリスクが高まるといわれています。

  • ※治療で必要な薬が6種類を超えることもあれば、薬が少なくても問題が発生する可能性があります。薬の数が問題ではなく、中身が適切かが重要になります。

医療費の負担が大きくなります!

必要以上の薬をもらったり、ポリファーマシーによる副作用の治療のための受診が増えると、医療費の負担が大きくなります。

ポリファーマシーの対策

お薬手帳は1冊にまとめて受診時には必ず持参しましょう

1冊にまとめると、薬剤師が処方されている薬を確認し、効能が重複していないか、一緒に飲んでも副作用が起こらないか確認してもらえます。

市販薬・サプリメント・健康食品の内容もお薬手帳に書きましょう

処方された薬と同じ成分だったり、飲み合わせに影響する場合があります。薬剤師と共有できるようにメモしておきましょう。

かかりつけ医・かかりつけ薬局をもちましょう

普段から処方されているお薬や、体の状態を把握してもらえるよう、かかりつけの病院や薬局があると安心です。

同じ病気で複数の医療機関を受診することは控えましょう

自己判断せず相談しましょう

普段と違う症状が出たり、気になることがある場合は自己判断で服薬を中断せず、まずはかかりつけ医・かかりつけ薬局に相談しましょう。

組合の取り組み(重複・多剤処方通知)

重複・多剤処方通知とは

令和7年度から重複・多剤服薬の可能性のある方を対象に、薬の処方状況を示した通知書をお送りします。

対象者

建設国保の資格を有する方のうち、直近の医療機関受診状況等を確認し、3医療機関を受診し、9種類以上のお薬が処方され、副作用の危険性がある方

実施スケジュール

8月頃   対象者様に受診勧奨通知をお送りします
封筒でお届けします。中に入っている通知書をかかりつけ医、かかりつけ薬局にご持参し、服薬情報の確認をしてもらってください。

留意事項
このお知らせを受け取ったことにより、必ず服薬量を減らさなければならないということはありません。まずは、処方を受けている医療機関又は薬剤師に通知書をお見せください。

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