全国建設工事業国民健康保険組合

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全国建設工事業国民健康保険組合(全国で10万人の被保険者が加入している建設業者のための国民健康保険組合)
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お薬手帳を有効活用しましょう

お薬手帳を使うメリット

  • 薬の飲み合わせを管理できる
  • 市販薬やサプリメントも一緒に管理できる
  • アレルギーや副作用のリスクを減らせる
  • 緊急時や災害時に役立つ
  • 窓口負担が軽減されることがある

お薬手帳を持つ上で大切なこと

飲んでいるお薬を管理しやすいよう「1冊」にまとめましょう。

それぞれの医療機関から処方された薬の飲み合わせや、重複リスクの軽減につながります。

病院や薬局に行く時は、毎回忘れずに持参しましょう。

残薬がある場合、お薬手帳と併せて持参すれば、薬剤師が医師と連携して日数を調整してくれます。その結果、薬代の節約になります。

緊急時に備えて常に持ち歩きましょう。

持病のある人など、出かける際は携帯しましょう。
緊急時に普段使用している薬の情報を正確に伝えることができます。

健康食品・サプリメント・市販薬の内容を書いておきましょう。

病院で処方された薬と同成分が含まれていたり、飲み合わせに影響することがあります。それらの情報を記載しておくと、併せて薬剤師が管理してくれます。

「ポリファーマシー」という言葉はご存じですか?

ポリファーマシーとは

「Poly(多くの)」+「Pharmacy(調剤)」からなる、「害のある多剤服用」を意味する言葉で、臨床的に必要以上のお薬が投与されている、あるいは不必要なお薬が処方されている状態を指します。
明確な定義はありませんが、薬の数が5~6種類を超えると、薬による有害事象の発生頻度が大きく増加するというデータがあります。
【参照:高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015(日本老年医学会)】

一方で、治療に適正な薬の数が5~6種類を超えることもありますし、処方された薬の数が少なくても問題が発生することもあります。

重要なことは、処方された薬の数ではなく、その処方内容が適正かどうかという点です。

ポリファーマシーの問題点

薬による有害事象には、軽いめまいやふらつきから、胃潰瘍、肝機能障害など多岐にわたります。
軽いふらつき程度のものでも、転倒し骨折するなどしてQOL(生活の質)に影響することもあります。

また、多くの薬が処方されることは、医療費の増大に繋がります。

ポリファーマシーの対策

医師をはじめとする医療スタッフが協力し合い、適正処方を心がけることが重要です。
そして、患者さん自身は、受診する際に「お薬手帳」を持参したり、かかりつけ薬局を利用したりするなどして、服用している薬について積極的な情報共有をおこないましょう。

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